■システム化の背景
クライアントは農機、建機、建材、外装材などを扱う商社です。
全社のDX推進プロジェクトの一環で営業部門の営業活動のシステム化が検討されました。
案件情報の管理や営業会議、日報業務、見積業務、および、営業ナレッジ共有、調達部との相互業務などを対象に、メールやエクセルを使っている既存業務の効率化と受領資料や見積資料の一元管理が目標でした。
システム化の懸念としては、事業や扱う商材によって案件の管理粒度や管理項目が異なる点がありました。
■システム概要
サブシステム
- 案件管理
- 原価見積管理
- 見積書管理
- 商談管理
- 契約管理
- 発注管理
考慮点
- 案件のパターンをいくつかに分類し、それぞれに入力フォームを用意しました。
- 資料は案件に紐付けて一元格納できるようにしました。
- 商談段階で使うシステムのため柔軟な利用ができるようにしました。
技術
フロント:React+TypeScript
バックエンド:Java(Spring),PostgreSQL
インフラ:AWS
■規模・期間
多くの要望があり、一度に要件を詰めてウォーターフォールで開発することが難しいと判断したため、コアになる30%程度の初回リリースだけをウォーターフォールで開発し、それ以降はアジャイル的に小刻みに要件定義~リリースを繰り返す開発手法としました。
全体で2年、100人月程度のシステムとなります。